大検物語 第7話『退学の挨拶』(4頁)
大検の大まかな制度の説明もしています。
本話を作成するために、大検と高認の差を改めて調べました。
高認の場合、在学中でも受験資格があることを初めて知りました。
不登校に陥ってしまう生徒からすると、退学という手続きを経なくてよいので、より取り組みやすくなっているように思いました。
また、大検では必修だった家庭科が高認では必修では無くなっているので、それは大検生としては羨ましく感じる方もいるように思いました。
なかなか勉強するモチベーションを保つのに苦労するので。
反対に、英語は必修化されました。
これは、教育界の英語重宝の方向性と一致するように思います。
本話に登場してもらった担任の先生は、人気もあり、よい先生だったように思います。
ただ、最後に諭された際も、「説得しようとしているな」と感じていました。
後年、同窓生の結婚式で再会したことがあるのですが、
「生徒と話すときに、こちら(教師側)に説得してやろう、という気持ちがあると、
生徒側はそれを敏感に察知する」とおっしゃっていました。
年月を感じるとともに、教育者の難しさのようなものを感じました。
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