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あとがき(アラフォー黒魔術創作雑感②)

本記事について

アラフォー黒魔術をお読みいただきありがとうございました! ここではあとがきとして、創作に関する背景や着想について語っていきたいと思います。

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後日談?

投稿し始めはまだ夏もこれからの季節でしたが、もうクリスマス目前の冬に入ってしまいましたね。今年中に終われてよかった。それにしても、ギャグマンガなので、1ページずつ投稿するとテンポも悪かっただろうなと思います。全ページが揃った今、改めて通し読みいただけたらなと思います。

最終ページは雑踏の中に消えていく主人公・高秀の背中を描きましたが、いかがでしたでしょうか。魔女に散々振り回された挙句、最後は騙されてしまったのか、いや、もしかしたら、騙されていることも承知で、帽子を買ったのか・・・。後者ならば、後日談を描いてみたいですね。

「在り方はお主自身の考えと行動が決めることじゃ」

もっともらしいことを魔女に言われて、それを自らの糧にしようとしている高秀と、それをみてほくそ笑む魔女・・・ラストシーンがこんな構図とするならば、その後日談的展開には、逆に、黒魔術に目覚めた高秀が、再開した魔女に、黒魔術の使命や可能性について熱く説明する・・・なんていう展開も面白いかもしれません。

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デジタル化の第一歩

創作の舞台裏のテクニカル的なところを言うと、本作はアナログでコマ割り・線画を描き、スキャナで取り込んだ後、ソフトを使って台詞を打ち込んでいます。過去、学生時代に漫画を描いていたときは、活字で台詞を埋め込んだことは無かったので、フォントの種類にとても悩みました。ギャグ漫画ですから、少なくとも突っ込みのフォントは変えなくてはと思いましたが、いろいろいじればいじるほど、工夫が足りないように思えました。モノローグと名言風の台詞くらいは、自分なりに安定したフォントを選べるようになりたいです。また、意外と縦書きに対応しているフォントが少ない、というのも気づきでしたね。

もっとデジタル化すれば、より少ない時間で、多くの絵をかけるかもしれません。が、しかし、魔女の顔やローブのシワなど、細かいところは、デジタルに描くのは難しいだろうな、と考えてしまいます。アナログな漫画描きの世界では、スクリーントーンを貼る、という手順があると思いますが、デジタルならば、手間もコストもかけずに、効果的なトーンをかけることができると思うので、いつか、トライしたいと思います。

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能力と代償

アナログに描くこと、デジタルに処理すること、どちらも一長一短なのでしょうが、自分の手を使って思い通りに緻密に描けることと、デジタルで効率的に経済的に処理できることと、良いとこどりができたらよいと思いますが、そのようなことができれば、まさに黒魔術でしょうね。

多くの作品で、魔女(黒魔術)が出てくると、能力と引換えに代償を支払うシーンがありますが、では、魔法のように漫画や絵が描ける能力と引き換えに何なら払ってよいでしょう? 時間、お金、容姿、家族、命・・・。

さすがに命を代償にはできないとは思いますが、高秀のように、お金を払って帽子を買って、その代わりに「何か」を得られるならば、安い・・・と考えることもできるかもしれません。「あなたがうまくなりたいと思う分のお金を払えば、その分だけ、うまくさせてあげますよ。もちろん、それは、あなたが『安い』と思う金額ではかえって不満を高める効果となるでしょう。それとも、あなたの気持ちはそんな程度のものなのですか?」なんて詰め寄られたら・・・コロッといっちゃうかもしれません。

いやいや。やはり、凡人で、大きな代償を支払う度胸もない私には、コツコツと時間をかけて、また次の作品を手掛けることしかできなそうです。

よかったら、どうぞ、次の作品もお楽しみに・・・

アラフォー黒魔術あらすじ・目次

アラフォー黒魔術ページ①